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Butterfly_Effect( )

僕はとにかく地面と別れる方法を探しているんだ

DATCOMで空力解析 (Win, Mac共通)

以前の記事で,こんなことを書いた.butterfly-effect.hatenablog.com
では,空力微係数を算出する上で簡単な方法は何なのか?

方法はいくつかあるけれど,今回は最もレガシーなものを扱う.
DATCOMData Compendium)は米空軍(USAF)が大昔に開発した実績ある空力解析コードだ.
Download the Digital Datcom Program
該当ページに行けば詳しく書かれているので,使い方の解説は不要と思う.だけど日本語の記事が少なすぎて寂しいので,この記事ではイントロだけ解説する.
WindowsでもMacでも手順は同じ.次のような全体像を理解してもらえればOK.
f:id:aeroelasticity:20150428125736p:plain

DATCOMを使う準備

まずhttp://www.pdas.com/packages/datcom.zipをダウンロード.
ダウンロードが完了したら,そのフォルダに移動する.

cd /path/to/the/datcom/directory

gfortranを使ってdatcom.fをコンパイルする(Windowsの場合).

gfortran  datcom.f -o datcom.exe

Macの場合は,.exeを付けない方がイケてる.

gfortran  datcom.f -o datcom

カレントディレクトリに実行ファイルが生成されれば成功.

実際に動かしてみる.

サンプルを使って動作確認を行うため,datcom.fと一緒に入っていたexwin.zipを解凍しておく.
(解凍方法は説明不要だと思う)

datcomを実行するには,ターミナル上で

datcom

と入力すれば良い.パスが通っていなければ環境変数を弄って通す.
パスの話がよく分からないGUI世代な人は,生成した実行ファイル自体をターミナルにドラッグ&ドロップすると良い.フルパスを打つのと同じ結果が得られる.
Enterすると

Digital Datcom
Enter the input file name:

と返されるので,exwin.zipの中に入っていたEX1.INPをターミナルにドラッグ&ドロップしてEnter.
するとカレントディレクトリに
datcom.out
というファイルが生成される.中身は空力微係数のリストになっている.
なお,exwin.zipの中にはex1.outというものがあって,これはEX1.INPを実行した出力データが入っている.
これと自分で生成したdatcom.outを見比べて,中身が同じものであればOK(テキストエディタを使えば良い).
正しくDATCOMが動いているということになる.

その後のこと

あとは.inpファイルを自分でゴリゴリ書くだけ.
inpファイルの記法についてはマニュアルを読むしかない.
この辺りのインターフェイスを華やかにしてくれる方法は,探すと色々見つかる.
お気に入りのUIを見つけるのも楽しいと思う.